トレーニングコラム ② <行動の定義>

最終目的の行動・状態の定義
犬に新しい行動を教える時は、ハンドラーの中で、最終的に目的とする行動・状態の定義が明確である事が重要です。
 たとえば、クレートゲームを例として考えてみます。
クレートの扉が開いても、犬は、ハンドラーの許可があるまで外に出ないというのがルールです。
下記の写真をご覧ください。
あなたは、どの状態を正解としますか?
犬にとって、どれがわかりかすいでしょうか。
また、どの姿勢が崩れやすいでしょうか。
 
正解を決めるのはハンドラーです。
一度決めたルールは、ずっと守り続けなければなりません。
今日は良くて、明日はダメ、というルールが存在しませんか?
犬の行動が同じであっても、場面が変わるとルールが変わると犬の行動が安定しません。
犬の飛びつきはどうでしょうか?
喜んでいるから今日は許す
犬の足が汚れていると飛びついてはダメ
今日はスーツを着ているから飛びつかさない
なんて事ありませんか?
目的とする犬の行動・状態を曖昧にし、犬にルールを破らせているのは、ハンドラーです。
 
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