ヴィベケリーセ動画解説1虐待された犬

ミックス犬のこの犬は家族であった子供たちから暴力を振るわれ、虐待された。新しい飼い主に来た時にはやせ細っていた。この犬は人(特に子供)に対し不信感を抱き、常に人に対して恐怖心を抱いている。   画像の解説 私が近づくと犬のしっぽが下がり、犬は好奇心をもちながら私を見ている まだ、恐怖心のシグナルは発してはいないが、犬は私に体を横向きにしているという事は警戒しているサインである。 多くの人はこの時点で犬に触れてもいいと思いがちであるが、まだ触れてはいけない。 犬の飼主様は常に犬を褒めて言葉をかけ続けている。 私が座ると犬のしっぽが後足の間にさらに入り、犬の口元が閉まり、私から距離をとった。 私は決して犬と目を合わせる事はせず、犬の名前を話しかける様に言った。私が座ると犬の頭が少し下がった、そして頭が上がると同時に犬のしっぽが後足の間から上がってきた。家の後ろに子供がいる事を察した犬はその方向を見てあくびをした。かなり追い詰められている。この時点で犬の耳は下がり、飼い主に助けを求めている。   私が地面に座るとかなり警戒しているのがわかる。私は匂いをとらせるが、目を合わせないようにした。犬の後足を見ると、私がもしアプローチすれば犬はいつでも逃げ出そうとする準備をしているのがわかる。私が犬の方に顔を向けると後退し、顔をそむけると私の手の匂いをとりにきた。そして、飼い主の後ろへ行き、もう充分であると言っている。犬は子供がいた方向をもう一度みている。   私が一度立ち去り、戻って犬の前に座ると、飼い主の後ろに隠れた。明らかにこの犬の許容範囲が越える寸前である事がわかる。ここでトレーニングを終わる事にした。もし、このまま続けていると、犬が攻撃的な行動を取るか、精神的に閉鎖的になるか、知らない人と接触する事を拒否する可能性がある。   トレーニングでは犬の許容範囲を越えない事が非常に重要である。   その後、この犬のトレーニングを続け良くなったものの、この犬は二度と人、特に子供に対して100%信頼する事はないであろう。 10月のヴィベケリーセ氏セミナーはこちらから
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